居酒屋をするために調理師免許が必要だと思っている人が多いのですが、経営ということであれば特に必要ありません。
資格・免許・許可
しかし調理師免許があるか無いかでお店に対する安心度は変わってきます。
居酒屋で必ず必要なお酒ですが、これも酒類販売免許がありますが、これは小売販売をするために必要なものであって、居酒屋程度であれば特に必要がありません。
身分証明書、保健所の営業許可書、営業所の図面、営業の方法などの他、警察署によってはメニュー表などを警察署に提出しなければなりません。
居酒屋開業で必ず必要となる「食品衛生責任者」の講習を受ける必要があります。
この講習会は15歳以上であれば誰でも受講が可能で、6時間の受講で費用は1万円で、最後に簡単な小テストがあります。
店舗に一人いれば開業できるので、最悪自分でなくても大丈夫です。
資金
では資金的にはどのくらいかかるのでしょうか。
初期費用は店舗の場所や規模で変化し、こじんまりしたものから大きなものまであります。
物件そのものは、一から改築して設備を揃えていると費用がかさみますが、居抜き物件やフランチャイズで始めると費用は抑えることができます。
居抜き物件とは潰れた飲食店をそのままいただいて、少し自分でアレンジを加えるだけで開業することが出来る物件のことです。
潰れたところで縁起が悪いというイメージはありますが、費用的なところを考えるとオススメの物件であると言えます。
居酒屋経営成功のためには最初の準備が重要
居酒屋を開業しても、しばらくすると閉店してしまうケースは珍しいことではありません。
「そのうちやっていれば見えてくるだろう」「とりあえず店を始めて、おいおい考えていけばいいだろう」と思っている人もいるようです。
しかしこのような軸になるところが決まっていないと、経営方針もぶれやすくなり、その結果、お店の特徴をうまく出すことができなくなって客足が遠のいてしまうのです。
もし居酒屋経営をこれから始めようと思うのであれば、店のコンセプトをどうするのかを決めておきましょう。
どのようなお客さんを相手にして、どんなメニューをどれくらいの価格で出すのかを、オープンする前にはっきりさせておきましょう。
そうすれば、このコンセプトに見合ったサービス・メニューを提供すればいいので、新サービスや新メニューを出すときにも、ぶれることはありません。
コンセプトを基盤にする経営
「初心忘れるべからず」という言葉がありますが、居酒屋の経営で迷いが生じた場合にはコンセプトに立ち返ってみましょう。
コンセプトを決めても、店をオープンしてから1mmたりとも変えてはならないというわけではありません。
実際に店の経営を始めるようになってから見えてくることもあるはずです。
コンセプトを変更してもかまいませんが、根底から覆すような大幅な変更はしない方がいいです。
またお客さんに対するアンケートをとることも大事です。
お客さんが店に訪れた時にどのように感じているのかを知ることは、店を改善するためのヒントになります。
アンケートという形でなくても、常連のお客さんとはいろいろと話をしてみましょう。
お客さんの何気なく発した一言の中に、店の売り上げを向上するためのヒントは結構隠されているものです。
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