カフェの集客力を上げるためには、その店の目玉となるメニューを作ることが一番です。
カフェの目玉といえば、丁寧に淹れられたコーヒーや紅茶は言うまでもなく、美味しい料理も必要です。
しかし、単に美味しいだけではお客さんは注目してくれません。
看板メニューの開発
どのカフェ経営者も、お客さんが興味をもつような目玉となるメニューの開発に力を入れています。
では、どのようなメニューがお客さんの興味を引くのでしょうか。
例えば、無農薬の新鮮な野菜を使っていたり、世界のグルメが評価する高級素材を使ったものなどが、お客さんの目を引きやすいメニューです。
最近の健康ブームを利用して、体に優しい料理や美容に効果のある料理もお勧めです。
コストに注意する
カフェの中には自然食メニューにこだわった経営を行うところもあり、人気です。
価格設定が高いと、お客さんからの注文が入りにくいので、なかなか兼ね合いが難しいものです。
ケーキセットは強い
カフェではコーヒーや紅茶と一緒に食べるケーキセットの人気は根強いですね。
美味しいお菓子は評判を集めやすいので、カフェの名物ケーキを考案するのもいい方法です。
経営者がパティシエのカフェはマスコミにも取り上げられやすく、集客効果が期待できます。
「あのカフェといえば、このメニュー」というような、カフェの顔となるメニューを、考案しましょう。
メニューの決め方
カフェで提供するメニューは悩み所です。
カフェを開業した後も定期的に見直す必要がありますが、基本的なメニューは開業前から決めておく必要があります。
少なすぎてもお客さんの選択肢が減ってしまうだけですし、逆に多いと調理に掛かる負担が増えてしまいます。
メニュー作成の注意点
お店によっては期間限定メニューを提供している場合もありますが、開業前に決める必要はありません。
季節によっても変わりますし、食材の仕入れルートの確保により決まるからです。
カフェの3大メニュー
カフェのメニューは大まかに分けるとドリンク、料理、デザート(スイーツ)の3つに分類できます。
この内、カフェの売り上げの中心になるものがドリンクとスイーツの2つです。
お客さんのニーズを見極める
時間帯によって注文されるメニューも異なりますが、お客さんがどんな目的でカフェに来るのか考えることが重要です。
ランチの時間帯は料理がメインになるものの、それ以外はドリンクやスイーツの注文が大半を占めます。
集客力はありますが、ランチの時間帯は1時間半~2時間程度しかありません。それ以外の時間に提供できるメニューが少ないと、自然とお客さんの足も遠のいてしまいます。
そのため、ドリンクやスイーツは売り上げと客単価を決めるだけでなく、リピーターの確保を左右する大切な役割を担います。
常時提供できる料理が重要
ただし、料理が少なすぎるのもNGです。
ランチ以外の時間帯にもお客さんが来るとは言えど、料理を注文する方も少なくはありません。
スイーツばかりでは、ドリンクのみの注文になってしまう場合もあります。
軽くお腹を満たしたい方をターゲットに、サンドイッチのような軽食類と、常時提供できる料理はメニューに組み込んでおきましょう。
料理を注文するとドリンク100円引きなど、同時注文の割引を導入するのもおすすめです。
メニュー単体で見ると利益率は下がってしまいますが、客単価の底上げになるため、トータルでは売り上げアップへと繋がります。