バー(Bar)の開業と経営

バー(Bar)の開業と経営
サシェ

ここではバーの経営や開業について解説します。

パリっとしたシャツを着て軽やかにシェイカーを振る姿は同性が見ても格好良く、バーの価値を高めています。

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バーはお酒を楽しむ場所

いざバーを開業・経営するとなると、お酒に関する知識が豊富な事は大前提として要求されます。

お酒を理由にワイワイ楽しむ居酒屋とは違い、バーはお酒を楽しみにしている方が多くいますので、お酒を作る腕が悪ければ、バーを経営していくのは難しいものとなります。

もちろんお酒に詳しければ良いという訳でもなく、高いコミュニケーション能力が要求されます。

経営者としての能力が不可欠

上記のものは、あくまで営業していく上で必要なもので、バー経営となると、これに加えてお金関係の能力も要求されます。

バーのマスターとしてどれだけ魅力があっても、店が赤字続きではいけません。

雇われではなくバーを経営するのなら、仕入れや人件費から売上げの事まで考えて常に収益を出す必要があります。

バー経営に必要な1日の売上額

飲食店経営の全般でよく言われる話に、3日の売上げで家賃を稼げるくらいが良いというものがあります。

たとえば、家賃15万円のテナントに店を構えるなら、3日で15万円ですから1日5万円をバーの売上げ目標にするのです。

バーの客単価は2000円とも3000円とも言われていますが、どちらでも5万円の売上げ目標を達成するには結構な客を入れなければなりません。

何かがあって爆発的に売上げが伸びる、という現象をバーで期待するのは難しいですから、毎日コンスタンスに客を呼べる魅力がバーには必要です。

サシェ

どういった経営方針でバーを運営していくか、これが不透明なままだと売上げも安定しにくいものとなります。

バー経営に必要な資格

バー経営に必要な資格

バーを経営するには、最低でも食品衛生責任者の資格と、飲食店営業許可、深夜酒類提供飲食店営業開始届出、防火管理者選任届出、特定遊興飲食店営業許可(※クラブやスポーツバーなど)を取得しなければなりません。

バーを経営するにあたり、必要な資格がいくつかあります。

従業員の全員ではなく誰かが取得していれば良いというものが多いので、バーの規模を考慮して検討しましょう。

まずは飲食店営業という許可ですが、これはバーの業態を考えると不足感が否めません。

深夜0時以降も営業できるように、深夜酒類提供飲食店営業の取得が求められます。

深夜酒類提供飲食店営業とは

深夜酒類提供飲食店営業(バー営業等)とは、深夜から日の出まで酒類を提供する飲食店(バー、居酒屋等)を営業することをいいます。深夜に酒類を提供する飲食店を開業する場合は、「深夜酒類提供飲食店営業開始届」が必要です。

酒類を客に提供するための資格は、上記のものを取得しているだけで満たされるため、バー経営に支障はないはずです。

ただし、バーのように酒類の提供が主な目的でない飲食店の場合は、深夜酒類飲食店営業を必要とせず酒類の提供が可能です。

バー経営のために色々準備してきて、さあ明日開店だという時に、深夜酒類飲食店営業の取得を忘れていたでは困ります。

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取得してから営業可能までに10日を要するため、日程には余裕をもたせましょう。

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