
カフェ開業に必要な資格や資金、開業から経営までの手順
カフェを開業するにあたって多くの人が気になっているのが、開業費用や資格など必要なものではないでしょうか。
この記事では、カフェの開業や経営に必要な知識をカフェオーナー歴8年の管理人がわかりやすく紹介します。

カフェ開業を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。


この記事の著者
サシェ
関東在住の34歳
カフェ開業や経営についてのノウハウを発信しています。
カフェの開業に必要な資格
資格 | 重要度 | 備考 |
食品衛生責任者 | 必要 | 約6時間の講習の受講が必要 オンライン講習が増えている |
飲食店営業許可 | 必要 | 必要な条件や書類があるのでまずは保健所に相談する |
防火管理者 | 収容人員が30人以上なら必要 | 乙種講習は1日約5時間 |
調理師免許 | 不要 | 無くても開業できるが保有していれば信頼度が増す |
開業届 | 必要 | 事業を開始してから1ヶ月以内に提出する |
菓子製造許可 | パンやケーキのテイクアウト販売で必要 | 飲食店営業許可でテイクアウト販売できる場合もあるので自治体に確認する |
これから起業する場合、ジャンルによっては特別な資格やスキルが必要になることもあります。特に未経験の業界へ参入する予定であれば、知識やスキル、そして資格などが成否を分けることもあるほどです。
まずは参入するジャンルを検討することも重要ですが、自分自身がどのようなスキルや知識を持ってるか、どんな資格を取得する予定かなど、じっくり考える必要があります。 資格の取得に何年も掛かるようであれば、別のジャンルへの参入を検討する余地もあります。


ただし、これからカフェを開業する予定の方、カフェで独立開業を希望する方の場合は話が別です。
食品衛生責任者の資格はカフェ開業に必ず必要
これは飲食店を開業する際に必ず必要な資格で、1店舗につき一人は資格保有者が在籍していないといけません。通常であればカフェオーナーが取得する資格であり、もし保有せずに開業してしまうと法令違反になります。


食品衛生責任者の資格取得方法
食品衛生責任者は、必ず開業までに取得しておかなければいけませんが、取得方法は非常に簡単です。各自治体で開かれる講義を受講するのみで資格を取得可能です。
- お住まいの地域の食品衛生協会の「食品衛生責任者養成講習会」に申し込む。
- 第1章 食品衛生学・第2章 食品衛生法・第3章 公衆衛生学についての講義を受講する。(約6時間)
また、受講の方法も最近の状況を鑑み、従来の「会場集合型」講習と「eラーニング」講習が用意されています。※協会によってはeラーニング講習を実施していない場合があります。
- 会場集合型の食品衛生責任者養成講習会(受講修了証は当日交付)
- eラーニング講習会(受講修了証は後日交付)
eラーニング講習は、自宅や通勤中に講習を受けることができます(※カメラ必須)が、受講修了証の交付は10日~1か月後となります。


丸1日あれば食品衛生責任者の資格をもらえますので、時間はほとんど掛かりません。受講料は都道府県により異なります。



実は食品衛生責任者の資格のみ取得すればカフェを開業できるので、開業のための敷居は非常に低いと言えます。
しかし、それだけでは開業できたとしても、お店の経営を軌道に乗せられるとは限りません。様々な業務をこなす必要があるため、少なくとも飲食店で働いた経験は必須と言えます。
他にも店舗を経営するために必要な経理の知識、自分で調理するなら料理のスキルも必要になります。
カフェの経営は資格よりも多様なスキルと知識を求められますので、開業までにそれらを蓄えることが重要です。
経験も大切ですが、経営する以上は独立開業の知識、経営スキルが必要になります。
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